RPAによってホワイトカラーが定型業務から解放される時代に!

RPA は、Robotic Process Automation の頭文字からきている言葉で、その名の通り、ソフトウエアで形成されたロボットが、定型的な業務プロセスを人の代わりにこなしてくれる、ということを意味しています。

これにより、「ホワイトカラーが、多くの定型業務から開放される」時代が到来しようとしています。

さらには、残業の解消も進み、ホワイトカラーの働き方にも大きな変化が生じようとしているのです。

しかし定型業務から開放された多くのホワイトカラーは、新たな働き方を組織内で求められることになり、それに対応した努力も必要とされる時代がやってきています。

やりがいも高まる反面、それに相応した努力を求められることも考えておかなくてはなりません。

ある意味で、ホワイトカラーにはRPAの導入で、社内での新たな働き方のチャンスが巡ってきているともいえるのです。

■ITシステムと機器の導入だけでは実現できなかった生産性向上を現実化

ホワイトカラーの生産性の向上は、ITシステムの導入とパソコンなどのIT機器の導入によって90年代に飛躍的に向上しました。

しかしその後は、ホワイトカラーの領域でさらに大きく生産性を高める仕組みというものは開発されてこなかったのが実情です。

多くのホワイトカラーの部門は、人員を増やすか労働時間を長時間化すること以外には業務効率を高める手段を持たなかったといえます。

ITの導入はオペレーション上の効率をもたらしましたが、インプット業務は繁忙を極めるものとなり、すべての業務が楽になるという結果はもたらさなかったのです。

しかし近年、RPAのようなソフトウエアを利用して、人に代わって定型業務をこなしてくれるソリューションが登場したことで、ホワイトカラーの業務には大きな変化が訪れようとしています。

しかも人的作業に比べて、品質が一定の高さに保たれることになり、オペレーションミスもすべて排除することができるようになるので、業務のクオリティは人が人海戦術で行っていたのよりも、はるかに高いレベルを維持することができるようになるのです。

■ホワイトカラーの多くが定型業務から開放され残業問題も解消

RPAはロボットという名がついていますが、いわゆるロボット専用のハードウエアは必要とされず、見た感じも職場にはロボットは一切導入されていないように思われます。

それもそのはずで、既存システムのPC などにソフトウェアロボットを導入し、カスタマイズさせることによって人の代わりに稼動することができるものなのです。

RPAは経年変化がなく、休みなく働いてくれますので産業ロボットのような物理的な保守管理を一切必要としません。

RPAはキーボードやマウスクリックなどのPC 操作を代行してくれます。

将来的にはAIと連動することで、データから物事を判断することが必要な作業も補えるようになるでしょう。このように、産業用ロボットが物理的な労働を行うのに対し、RPAは頭脳労働に強い存在となっているのです。

RPAの導入により昨今問題になりつつあるホワイトカラーの残業も大幅に削減されることになり、働き方そのものが大きく変わるきっかけになってくれるのです。

■ホワイトカラーには新たな知見と能力が求められる

確かにRPAの導入でホワイトカラーは長時間にわたる定型化業務から開放されることになります。

しかしその一方、これまで単純作業に翻弄されて時間を割くことができなかった、分析作業や新たなコア業務により時間を使うことができるようになるとともに、求められる知見や能力もこれまでの業務オペレーション中心のものとは大きく異なることが予想されます。

人によっては、これまでの知見と能力では十分な能力を発揮できなくなる可能性もあり、企業レベルで考えると、人員の再配置など大きな組織の人員変更も必要になるほど影響の大きなものとなるでしょう。

単純労働以外の深い知見を発揮できる業務にまい進できる人材は問題ありませんが、スキルと求められる能力との間にギャップが生じる個別の従業員も発生しかねないほど大きな変化が訪れることになるのです。

■新たなスキルの育成といった支援プランも必要に

企業内では、ホワイトカラーに求められる業務能力がRPAの広範な導入により大きく変わる可能性がでてきています。

定型業務から開放されたホワイトカラーは、あらためてスキルセットを身に着けるための育成が必要になるケースもあり、全社的に適材適所を考え直すことも必要になってきます。

多くの従業員にとっては、新たなやりがいを見つける大きなチャンスにもなりますが、こうした変化にこたえるためには、個々人が努力をすることも必要になってくる時代が到来しようとしています。

RPAは決してホワイトカラーの仕事を奪う存在ではありませんが、本来RPAに任せれば済んだ業務だけを行ってきた人材は、より付加価値のある、満足度の高い業務に挑戦していくことが求められることは言うまでもありません。

RPAの導入は最終的に個別の従業員の働き方改革に強くリンクしたものとなり、全社員の意識改革が必要となるものでもあるのです。

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