RPAが魅力的な働き手である要素とは?

RPAは別名「デジタルレイバー」などとも呼ばれています。

人の格好はしていませんが、プログラムによるロボットの一種で、人が行う業務を忠実にトレースして、休みなく働いてくれる画期的な仕組みです。

このRPAの導入後の結果を見てみると、非常に魅力的な働き手である要素を満載していることがよくわかります。

今回は、こうしたRPAが潜在的に持つ優秀な要素についてご紹介していきます。

■人の作業よりも格段に正確に業務を進められる

RPAには3段階の領域が考えられており、現状では「Class1」と呼ばれる初期のステージが実用化の領域に入っています。

今後このステージはさらに進化が予想されていますが、現状における初期の「Class1」のステージであっても、かなりの効果を期待することが可能になります。

まず、人が行う定型作業の自動化が実現できます。

例外対応を必要としないすべてのデスクワークは、RPAが完全にとって代わって行ってくれることになるのです。

人の作業とRPAの作業とを比較すると、まず挙げるべき特徴は、人が行う作業に比べてRPAの作業は格段に正確に実施されるということです。

予めプロセスをしっかりと把握して実施にあたることから、例外事項が登場しないかぎり、すべて正確に粛々と業務が進み、時間の変化でクオリティが下がることが全くないのが導入時のメリットとなります。

足元のRPAの製品状況では、クローリングと呼ばれる情報取得作業から始まって、構造化データの読み取り作業、入力作業、検証作業、複数システムへのログインなど単純であってもこれまで人でしか実現できなかった作業を完全に代行することが可能になっています。

■人の行う業務よりも飛躍的に早いスピードで業務をこなせる

RPAが提供する魅力的な要素としてもう一つ挙げられるのが、その業務のスピードです。

人が行ってきた業務を代行してくれるRPAは、その内容にもよりますが、実に人の100倍から200倍のスピード感で業務をこなしてくれますから、人だけでこなしていたときとは比較にならない処理が実現するのです。

ありがたいのは24時間業務対応可能で、土日のような通常業務の行われない時間帯もRPAは仕事をこなしてくれますから、業務に遅滞をきたすということが全くないのも非常に助かる点です。

これにより、チェックを実施する人以外はすべて定型業務から解放されることになるため、労働生産性は飛躍的に高いものをいきなり実現することが可能になります。

■初期コストを含めても中期的視点では人件費より安いのも魅力

定型業務を行うバックオフィスの人件費と比較しても、RPAの導入ならびに維持コストは非常に安いものになります。

確かに初期の導入費用はかかりますが、ITにおけるシステム開発などとは比べ物にならないほど低コストであり、一旦設定してしまえば後は業務の内容に合わせて変更も簡単に可能となることから、省力化による効率性には目を見張るものがあります。

業務の内容と、関わってきた人的労働力の人数にもよりますが、平均的にみても45%から70%近いコストダウンを実現することができ、企業収益の改善にも大きく貢献することができる要素を持っていることがわかります。

■ BPOと比較しても圧倒的に安いコストであること

定型業務のコスト低減と人手不足解消という点ではBPOなどのアウトソーシングを利用して他社に業務委託をするという方法もありますが、海外のオフショアで利用できるところは限られています。

なによりもアウトソーシングのコストは、明らかにRPAの導入コストよりも高くつくことから、今後はこうしたシェアードサービスをの利用からRPAを積極利用する企業が増えることが予想されます。

BPOと比較しても自前ですべてを完結でき、しかもそのコストが明らかに安くなるRPAがもたらしてくれる大きなメリットといえます。

■残業問題などがすべて解決する点

RPAのさらなるメリットとなる要素として見逃すことができないのは、最近大きな問題となっている「残業」を大幅に減少させる非常に有効な手段となってくれることです。

バックオフィスにおける定型業務の残業は慢性的なものもありますし、月末など時期を区切って定常的に繁忙を極めることがあるため、一定の人員を減らすことはできず、残業問題についてもこれまでは有効な手段がなかったのが実情でした。

しかし、RPAを導入すれば局所的な残業問題を簡単に解決できる上に、企業全体としての人員の適正配置を行うことも可能になるため、全社的な働き方改革に着手できる大きな手立てとなってくれる非常に頼もしい仕組みでもあります。

部分的な残業という労働問題の解消から、更に大きな枠組みでの労働生産性や人的配分の最適化を行うことができるのはRPAならではのメリットといえます。

このように、RPAは実に魅力的な働き手となってくれることは間違いなく、しかも導入後すぐにその成果を享受することができるのは、企業にとって非常にありがたいソリューションということができます。

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