導入時に考えること・やるべきことは何?ビッグデータとRPAの企業活用

近年、ビッグデータやRPAを活用したいと願う企業が、国内で急増しています。

昨今の「働き方改革」に直結する労働時間の削減や業務の簡便化を通じ、働き手の不足を解消する最善策と捉えられているからです。

一方で、「具体的にビッグデータやRPAをどのように導入するのか」「何を考えたら良いのか」という点で悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ビッグデータとRPAの導入に際して準備すべきことをご紹介します。

■ビッグデータやRPAで何を解決したいのか


ビッグデータやRPAの導入時に考えなければならないことは、「ビッグデータやRPAで何を解決したいのか」を明確にすることです。

まず、ビッグデータの活用やRPAの導入がない状態の、自社の労働環境や業務スキームを図解して書き起こしてみましょう。

この際に、「業務自動化が可能な業務はどこなのか」、あるいは「ビッグデータの引用によって改善される問題はどこにあるのか」を考えてみましょう。

RPAは、基本的にはマニュアルを遂行するためのロボティクスとなります。

そのため、マニュアル化されていない仕事はできません。

AIを搭載することで、学習と推論を重ねて業務を改善していく能力を備えることはできますが、ゼロベースから自然に動き出すものではありません。

したがって、RPAを導入する際に基軸となるのは、「ここからここまでをRPAに任せたい」と正確にイメージできる業務スキームです。

イレギュラーが多い企業でも、それらを俯瞰した際にある程度「自動化」を想像できるスキームはあるはずです。

それが、RPA導入に繋がるポイントとなります。

また、ビッグデータの活用は、無数の情報から導き出される隠された真理や合理性を紐解くことを示します。

そういったビッグデータからのヒントを上手く活かせるかどうかは、使い手の必要性の認識と分析能力にかかっているのです。

無論、分析にAIを利用するなどの手段も含めて構いません。

いずれも、必要性に応じて使うことで、初めて意味を成すものです。

RPAの導入やビッグデータの活用を検討する企業は、まずその必要性がどこにあるのかを徹底的に検証するべきでしょう。

■RPAやビッグデータへの投資はどこまで可能か


RPAやビッグデータの導入には、資金が必要です。

開発から実装までの費用だけでなく、その後の維持やメンテナンスも含めれば、月々数十~数百万円のコストがかかることを覚悟しておきましょう。

RPAの導入やビッグデータの活用を通して、我々は労働時間の削減や知的労働にかかる負担を減少させることができます。

それは、長いスパンで見たときの働き手の不足や、オペレーションの無駄を解消する意味においては、大変価値のあることです。

しかし、そこまでにかかる費用は、初めは非常に大きいことを覚悟しておかなければなりません。

例えば、現在過重労働によって可能になっている業務量を、RPAの導入で改善するのであれば、労働者の負担は減るでしょう。

しかし、企業側は多大なる資金を投資しながらRPAを維持していく必要があり、いわば「労働者の自由時間を守るための投資」をするような状態になります。

この投資に対して首を縦に振れるのかどうかが、RPA導入やビッグデータ活用に最も必要な準備なのです。

■ITコンサルタントを上手に利用する


「RPAやビッグデータを活用して今の体制や労働環境を改善し、収益を増やしたい」という目標は大変価値のあるものです。

一方、その目標設定だけでは満足いく活用方法を見出せないところが、RPA導入やビッグデータ活用の敷居を高めているのかもしれません。

現実的にどのようなフレームを作るべきなのか、何ができるのか、そして何ができないのか。

こういった疑問全てに答えられるようになっていなければ、自社の悩みを改善するためのアルゴリズムを指定することはできません。

最近は、このような問題を解決するためのコンサルタントも増えてきています。

うまく利用することで、せっかくの多額の投資を台無しにしてしまう可能性は低くなるでしょう。

もちろん、自社の抱える悩みや、業務自動化をしたいポイントは、企業側で議論した上で決定すべきです。

したがって、議論で導き出した結論を、どういった形でRPAの導入システムやビッグデータの活用方法に繋げていくかを考える人として、プロフェッショナルを立てることをお勧めします。

RPAの導入やビッグデータの活用については、まだ日本での事例が非常に少ないのが現状です。

米国をはじめとしたIT先進国でのビッグデータ活用方法やRPA導入事例であれば、インターネットで検索してもすぐにヒットします。

しかしこれらは、日本と風土の違う社会環境で実現できたものであり、必ずしも日本の労働環境に適応するとは言えません。

すなわち、日本の企業が求める過去の事例や知識が薄いのです。

「RPA導入やビッグデータの活用は未知の分野である」ということをしっかり認識した上で、コンサルタントというプロの力を借りて前へ進むのも1つの手段でしょう。

いずれにしろ、ビッグデータ活用やRPA運用には、多くの準備が必要です。

導入を検討しているのならば、早急に上記のような準備を済ませておくことをおすすめします。

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