業務効率化を進めるならRPAが向いている3つの理由

労働生産性の向上を図るという経営課題の中でも、「ホワイトカラーの生産性向上」という課題は、最も難しいものの一つとされてきました。

特に定型化された業務の効率を上げるというのは非常に難しく、人手不足も手伝ってその効率を高めることに多くの企業が苦慮してきたのが実情です。

しかしRPARobot Process Automaton)が開発されたことで、この領域の業務効率化が飛躍的に進もうとしています。

■事務プロセスでの人手不足を大きく解消するRPA

RPAは最近、数多くのメディアにも取り上げられるようになったトレンドワードです。

既に定型化された社内の業務プロセスをロボットに覚えこませることで、定期的な手続きの実施と報告をあらかじめ定められたルーティーンにしたがって実現していくという注目の技術なのです。

ロボットの導入というと、非常に大掛かりなものをイメージしてしまうかもしれませんが、人が行ってきた業務をそっくりそのままRPAが取って代わるという非常に地道で現実的なところからスタートできるので、利用の拡大が期待されています。

このRPAが業務効率化に向いているのには、大きくわけて3つの理由が存在します。

1)大規模IT投資なしに人の仕事を肩代わりするRPA

ロボットが人に取って代わるというと、非常に時間とコストがかかり、プログラミングにも手間がかかるのではないかと思われがちです。

しかし、RPAはノンプログラミングのプラットフォームを基本として業務プロセスを自動化することが出来るため、莫大な開発コストと時間を大幅に削減することができるのです。

この手法は、例えば「事務職の定型化された業務」を取って代わってこなすのには非常に親和性が高く、どんな業種の定型化業務も実現可能ということが高い魅力となります。

なにより導入コストは、既存の「人の仕事」のIT化に伴うシステム開発に比べてかなり安く抑えられるうえに、時間もかからずに導入にこぎつけられるため、RPAへリプレイスメントは多くの企業で検討されているのです。

2)大きなプロセス変更なしに人にとってかわるRPA

RPAが「業務効率に短期的に貢献できる」もうひとつの特徴として、その導入にあたって、あえて大きなビジネスプロセスの変更が必要ないという点が挙げられます。

通常、人が行ってきた業務プロセスを効率化しITがとって代わろうとする場合、その多くが業務プロセス自身、つまり、やりかた自体をITで実現できるように変えなくてはならないことがほとんどでした。

しかしRPA導入では、人がパソコンに向かって行ってきた業務をそのままとって代わることができる点が重要であり、すぐに導入が可能となる点も敷居の低い仕組みといえるのです。

つまり、RPAの導入を行えば、すぐに人に代わって業務を行うことができ、社内の業務プロセスを熟知する人間が中心となって、その自動化を実現することができるようになるのです。

これは既存のITによる業務変革のアプローチよりもかなりカスタマーセントリックでユーザーフレンドリーな仕組みということができるのです。

3)24時間365日稼動するRPAで残業問題が解決

足元の労働市場では既に人手不足が顕在化しつつあり、いまや派遣社員であっても適格な労働力を十分に確保するのが非常に難しい時代が到来しています。

一方で、正規雇用の労働者の残業問題も大きくクローズアップされるようになっており、ひとりの労働者が大量の労働時間を使って仕事を終わらせていくという方法自体が難しいな時代に入ってきています。

しかし、人件費の問題もともなって、闇雲に人員を増やすことはできず、多くの企業が従業員の労働生産性の向上問題に直面しています。

そんな中で、ルーティーン化されている定型業務をRPAが人にとって代わることができるようになれば、慢性的な残業問題が一気に解消します。

その上、企業にとっても人が関与する業務領域がより人の判断力を必要とするものに特化していくことから、大きな働き方改革につながるものと期待されているのです。

■バックオフィスの多くの業務がRPAによってリプレイス可能に

多くの企業では、バックオフィスにかなりの従業員をかかえ、それがオーバーヘッドコストとして企業の生産性に重くのしかかってきています。

ところが、RPAの導入がこうした部分の労働生産性の向上と人件費の抑制が図られることから、RPAは企業の業務効率を飛躍的に高める大きなツールとして期待されるようになってきているのです。

RPAは、今後ますます進むデジタル環境において、人に代わって業務遂行を現実のものとするのに大きく寄与する仕組みです。

業務の反復性や正確性が求められるバックオフィス業務との親和性は非常に高いものとなっていることから、この領域をロボット化することで企業内の人の活用はさらに高度で人にしかできない領域へとシフトしていくでしょう。

まさにRPAは、こうした改革を推進するベースメントソリューションとなる重要な装置といえます。

 

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